TRICK 新作スペシャル3 他

外出の行き先パターンが極めて少ない人間なので今日も見慣れた地元の駅前をほっつき歩いていました。田町駅前はここ数年で飲食店やカラオケが増えて以前より賑やかな雰囲気にはなりましたが、個人商店の文具店がコンビニになっていたり、CDショップが潰れたりと寂しい変化も目に付きます。とはいえ店の入れ替えなんてことは昔から変わりなくあったはずのことなので、無くなったものばかりが気になるのは単に年齢を重ねたせいかもしれません。余談ですが、中学生の頃、駅前の元商店にアニメイトが出店していたことがありました。結局、すぐに閉店してしまいましたが、もっとお布施しておけば今頃便利だっただろうなぁと思うことが度々あります。

ドラマ
•「TRICK 新作スペシャル3」(2014年1月12日放送)
TRICK最後の映画化に合わせて作られた完全新作ドラマ。14年続いたシリーズも今度こそは本当に終わりということで感慨深いものがありますね。ドラマ自体は「犬神家の一族」+「悪魔の手鞠歌」のTRICK版といった感じの筋でしたが、そこはTRICKということであらん限りのパロディや小ネタが仕込まれています。散々使い倒されて食傷気味の「今でしょ!」ネタもTRICKだとなんだか笑えるから不思議。そして使用人役の朝倉あきさん、眼鏡が似合っててとても可愛い。好き嫌いの分かれるタイプの作品だとは思いますが僕はすごく好きで小学校の時も眠い目を擦りながら放送時間まで起きていた覚えがあります。上田&山田の凸凹コンビやどんどん大家族化していく大家&ジャーミー夫妻といった個性的な面々に会えなくなるのは中々寂しいものがありますが、なんかの拍子でまたひょっこりと復活するんじゃないかという気もするので、その日を密かに待ち望んでいようと思います。

音楽
•「熱狂とファンファーレ」andymori (2010年)
andymoriは良いよなぁだなんて盛んに吹聴しておきながら、レンタル屋やCDショップで猛プッシュされていたこのアルバムはすっ飛ばしていたという矢口真里的な事が多々あるので僕の言っていることはあまり信用しない方がいいのでないかと思います。あまり長く続くバンドではないだろうなと思ってはいましたが、昨年の解散発表には本当に驚きました。最初にファーストアルバムの「andymori」を聴いた時、溢れ出るようなエネルギーと衝動、純粋さ、心の陰といった様々な要素が同居しているように感じられ、瑞々しい感性を持った人々だなと思いましたが、3枚目のアルバムである今作においてもそれは変わりません。発売した時にすぐに聞いておけばよかったなと後悔しつつも、これからも何かしらの形で小山田さん達の作る音楽を聴く機会があることを願ってやみません。個人的なお気に入りは1.「1984」2.「CITY LIGHTS」5.「16」8.「クレイジークレーマー」10.「バグダットのボディーカウント」12.「SAWASDEECLAP YOUR HANDS」あたり。ベストトラックは2曲目の「CITY LIGHTS」