ドラゴン危機一髪他

新年早々、強姦&強盗犯の逃走、武蔵小杉駅でエスカレーター逆走、麻生高校に爆破予告と物騒な話題が川崎に集中してますね。取り立てて我が家から近いというわけでもありませんが、遠くもないので中々に心配ではあります。出来ることなら心穏やかに過ごしたいものです。

映画
•「ドラゴン危機一髪」(1971年•香港)
出稼ぎでタイの製氷工場で働くこととなったチェン(ブルース•リー)、しかしその工場は実は麻薬密売に加担していて、それに気付いた同僚たちは次々と殺されてしまいます。その事実を知り復讐に燃え上がったチェンは社長とそのドラ息子に戦いを挑む…というのが今回のお話です。ハリウッドから帰ってきたブルース•リー主演で撮られた連作の一番初めに当たるそうですが、この3日間で観てきた中でも最も血生臭い印象を受けました。基本的には工場労働者たちVS麻薬密売をおこなっている社長たちという対立構図なのですが、社長さんサイドのチンピラ達がすぐにナイフを持ち出すものだから出血量もすごい。乱闘シーンでも皆、服が破れ血を流しながら戦っています。今回もリーは大人しい青年といったキャラクターで、故郷の母親と交わした「喧嘩をしない」という約束を守り、腹が立っても思い出のペンダントを握りしめ、手を挙げまいと必死に堪えます。しかし、乱闘の最中にペンダントが破壊されてしまうともう止まりません。そこからはもういつも通りの凄技カンフーが炸裂。社長さんも自分の会社の従業員を容赦無く殺してしまうものだから、最終的には敵味方含めて殆ど生き残りがいないという何とも物悲しいラストでした。上記ペンダント絡みのシーンではその都度、オルゴール調の曲が流れるのが個人的なツボです。


音楽
•カーネーション トリビュートアルバム「なんできみはぼくよりぼくのことくわしいの?」(2013年)
バンド結成30年を記念したカーネーションのトリビュートアルバム。本当は特典DiscのつくDiscUnionかココナッツディスクで買おうと思っていたのですが、品切れが続いていたのでiTunesでダウンロード版を購入しました。若手からベテランまで幅広い年代のミュージシャンが集まり各々の解釈を存分に聴かせてくれます。夜行バスとか車とか乗り物の中で聴きたい。どれも良いのですが、個人的に気に入ったのは1.「夜の煙突」森高千里withカーネーション、5.「学校でなに教わってんの」岡村靖幸、8.「トロッコ」カメラ=万年筆、11.「月の足跡が枯れた麦に沈み」スカート  あたりです。「Edo River」などは2組のアーティストが収録されているので聴き比べるのも面白いかもしれませんね。