hulu

かねてから気になっていた動画ストリーム配信サービスhulu に加入しました。

インターネットを知った頃はflashサイトの全盛期で随分と笑わせてもらったものですが、いまや想像もしなかったようなデバイスが生まれ、高画質の映画やドラマを場所を選ばずに楽しむことができるようになりました。すごい時代になりましたね。

目移りしながらも、さっそく数作品観たので感想を残しておきたいと思います。

①「ラッシュアワー3」 (2007年•米) 
観始めて30分ほど経ったあたりで昔金曜ロードショーで観たことがあったことを思い出し、自分の記憶力の貧弱さを思い知りました。ストーリーのご都合主義的な面は否めませんが、ラッシュアワーはジャッキー•チェンとクリス•カッターが軽妙なやりとりを交わしながら暴れまわってればそれでいいんだと僕は思います。今シリーズは山寺宏一が声を当てている吹き替え版しか観たことがなかったのでクリス•カッターの声の高さにびっくり。そして敵役に真田広之

②「パプリカ」 (2006•日)
2010年に惜しまれつつ亡くなられたマッドハウス今敏監督のアニメ作品。原作は筒井康隆氏。とにかく全編に渡って繰り広げられる独特の映像世界が圧巻という他なく、本当に才能溢れる人が若くして亡くなってしまったんだなぁと口惜しい気持ちになりました。目まぐるしく移り変わる夢の世界とそこで起こる事件のなんともいえない不気味さが華麗なアニメーションで光ります。

③「A KITE ~INTERNATIONAL VERSION~」 (1998年•日)
(おたくなら)誰もが知ってる作品に数多く名前を残すアニメーター梅津泰臣氏が監督。元々は18禁のアダルトアニメだったということもあり、エグい描写にも一切の容赦がありません。主人公は殺し屋兼女子高生という異色の肩書を強いられていますが、再生時間の3分の2くらいは画面が血で染まっており特に学校生活の描写はなし。日本とは思えないバイオレンスシティには悪い大人しか出てこず、とにかく陰鬱で不条理な雰囲気が漂っています。最後に掴みかけた希望も呆気なくかっさらわれていく様は心にズシリと重たいものを残していきますが、この作品を知ることができて良かったと僕は思いました。


④「燃えよドラゴン」 (1973年•香港、米)
言わずとしれたブルース•リーの代表作。家族の仇であると同時に少林寺の誇りを穢した男、ハンの本拠地にブルース•リーが潜入し殴る蹴る投げ飛ばす。このハンという男、左手の義手をベアクローなどの様々な武器に換装しながら戦うのですが、可動フィギュア化したらなかなかにプレイバリューが高そうだなぁと思いながら観ていました。全面鏡張りの隠し部屋に逃げ込みチクチクと刺す戦法を取る様は確かに少林寺の誇りを穢しているのかも。アクションシーンのかっこよさはもちろんのこと、劇伴がどれもこれも出来がよくサウンドトラックが欲しくなりました。